BB(ボトムブラケット)交換 |
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交換に必要な工具は8mmのアーレンキー、専用工具としてTL-FC11とTL-UN74-S(後述)、モンキーレンチ(開口幅32mm以上あるもの)、脱脂剤、グリス、ウエスなど。できれば車体を固定できるメンテスタンド。
クランク中心部のボルトをハズします。これは右も左も右ネジなので左回りで外れます。 |
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SIRRUSのクランクを抜くにはTL-FC11 コッタレスクランク専用工具を使いました。かじり防止、そして、この工具をねじ込む際、スムーズに入れるためにネジ部を脱脂して、グリスを塗ってください。もちろんクランク側の雌ねじ側にも同様にしておいてください。 |
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TL-FC11をクランクネジにねじ込み、アーレンキー(六角棒スパナ)で中のネジを押し出します。すると相対的にクランクが手前側に出てくるワケです。BB部とクランクの間にバールのようなモノでコジってやれば出てきそうな気もしますが、そんなことしたら部品が変形するかも知れませんね。
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クランクが無事に外れました。このBB部は交換するのですが、このギザギザ部に専用工具を差し込んで外すので、きちんと掃除しましょう。写真では下の方が泥と油で汚れています。 |
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TL-UN74-Sボトムブラケット取付工具です。見ての通り、BB部ネジの勘合部に嵌めるだけのモノなので、他に幅31〜32mmのモンキーレンチが必要です。もちろんそのくらいの大きさのスパナやめがねレンチがあれば問題ありません。 |
右側は左ネジなので、右回しで外します。ちなみに左側は右ネジなので左回しです。固着しているので相当な力が必要です。それと同時にBB部の差し込み部をナメやすいので、気を付けて作業してください。車体を固定する方法を考えておくとよいです。
ちなみにモンキーの使い方としては間違っています。写真のように回すにはモンキーを裏返して使ってね。 |
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上が純正のBB部品下が新しいBB部品(BB-UN54)です。BBを購入するにはシェル幅と軸長が必要です。ちなみに純正のシェル幅は68mm軸長は110.5mmとなっております。ちなみに実測で軸長107mmと間違って購入しましたが、問題なく使えてます(なぜ?)。ちなみに110.5mmの軸長というモノは調べた中では見つかりませんでした。 |
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フレームのBB部挿入部。結構汚いですが、BBはカートリッジ式なので、影響はありません。ただし、ネジの部分は重要なので、焼き付き等防止のため、脱脂してグリス塗布を必ず行ってください。 |
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スクエア部はクランクとの接合面なので、グリスを塗っておきます。また、クランク中心ボルト穴(矢印部分)も洗浄してグリスアップしておいてください。 |
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最後にBBが入っていた箱の中にマニュアルを見つけました。トルク管理として締め付け力が50〜70[Nm]という以外は、ほとんど必要ありません。実際、見てませんから(笑)。 |
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