チェーンの交換
シマノHG50チェーン  これがSIRRUSで使われているチェーン、シマノのHG50です。なぜか標準で付いているのは色もチェーンに付いている刻印も違いますが、スペシャのHPにあるスペックにはそうなっています。
 最低でもチェーン切りとペンチが必要です。マニュアルが付属しているのでそれほど難しくはありませんが、つなぐのに失敗が許されませんので注意して下さい。
 とりあえず、購入時に付いている油脂を取ってしまいます。前日に灯油の入った容器に入れて一晩寝かせます。その後ブラシでこすってチェーンオイルを塗布してしばらくおいてなじませます。ちなみにこの方法が正しいかどうかは分かりませんので行う人は自己責任でお願いします。 チェーンの洗浄と油塗布です
古いチェーンの切断  古いチェーンを切ってから写真を撮るのを忘れていることに気が付きました。
 チェーン切り(シマノTL-CN23)はこのようにセットし、右にあるハンドルをグルグル回してピンを押し出します。ピンには高トルクが掛かっているので、チェーン切りのネジ部と押し出す先端にはグリスをたっぷり塗っておきましょう。
 チェーンの連結に使用する、アンプルタイプ・コネクティングピンです。先端上部がガイドとなり、下部のピンが実際に差し込まれるピンとなります。圧入後、上部のピンは折り取ります。挿入時にはグリスをたっぷり塗っておきます。 アンプルタイプ・コネクティングピン
新旧チェーンの長さ比べ  新旧のチェーンを吊して伸びを比べてみました。写真を横向きにしています。この写真上で、上が新しいチェーンで、下が古いチェーンです。新しいチェーンのピンが18.5のとき、古いチェーンは18のピンなので、およそ2.78%の伸びがありました。走行約4900km程度でこれだけ伸びます。伸びの目安としては1%以上で即交換と言われていますが、コスト的に勘弁して下さいって感じですね。
 新しいチェーンの長さを適正な長さに切ります。SIRRUSでは108ピン(たぶん…)ですのでその長さに切ります。もちろんチェーン切り使用です。念のため古いチェーンとコマの数を合わせて下さいね。
 その後アンプルタイプ・コネクティングピンを差し込みます。
アンプルタイプ・コネクティングピン差し込み
アンプルタイプ・コネクティングピン圧入  チェーン切りで押し込みます。圧入作業なので、やり直しは効きません。キチンとセットしましたか?ピンにはグリスをたっぷり塗っておきましたか?写真のように余りチェーンを引っ張ってもよくありません。押し込みすぎると反対側へ出てしまうので、押し込み感覚を研ぎ澄ませながら、またピンの入り具合をよく見ながら行って下さい。
 写真のようにうまく押し込んだら、突き出たガイド部を折り取って完成です。この連結部の動きが渋かったら何度も動かして渋みを取って下さいね。そうしないとチェーン飛びの原因になります。この交換では全く問題がなかったので、渋みがあったらちょっと危ないと思った方がいいです。
 写真ではラジオペンチで折り取ったように見えますが、ペン先が長いせいなのか折れなくて、結局ペンチを使って折りました。
ペンチで折取って下さい

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