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【パンクの恐怖】
 自転車通勤で一番の悩みがパンク。それはある日突然訪れ、自転車通勤者を悩ませるもの。SIRRUS A1に乗ってから非常にパンクが増えたため、日々予防と対策に追われている。出勤時に起これば遅刻の危険が高まり、帰宅時に起これば仕事疲れのチューブ交換は精神的ダメージが大きくなる。 ここでは現状と対策、そして予防について経験に基づいた解説をしていきます。あくまでもひろの通勤路と通勤自転車のSIRRUS A1でのことなので、これが他の通勤路・自転車において通用するかどうかは分かりません。

T:パンクの傾向 
U:パンクの予防 
V:パンクをしたら 

【T:パンクの傾向】
その1.リアタイヤが圧倒的にパンクする
 圧倒的にリアタイヤがパンクします。フロントタイヤで突起物を跳ね上げ、リアタイヤで刺さると言われていますが、ことの真意はともかく、経験上パンクにおけるリアタイヤの割合は8割以上です。また雨の日は路面からの石やゴミなどが浮きやすく、パンクが多いとも言われていますが、これもその傾向があります。

その2.パンクする場所はおおよそ決まっている
 ひろの通勤路では、事故の名所があり、夜走ると散乱したフロントガラスが自分の自転車のライトでキラキラと光ります。これがなくなる前に新たな事故が発生するというところ。パンクのほとんどはこの前後で発生しています。

その3.耐パンク性能タイヤやチューブをあまり信用しない
 タイヤに突起物が刺さっている場合、それを自分で取り除かない限り、タイヤが回転するたびに奥に入っていきます。つまり耐パンク性能が高いタイヤやチューブはパンクしにくいというより、パンクすることを遅らせるものだと思ってください。ちなみにSIRRU A1で標準装備のフラックジャケットのタイヤはフロントガラスの破片に簡単に負けて突き刺さります。


その4.パンクの種類
 1mmサイズの小石から、車のフロントガラスの破片、鉄のステー、リムテープまで達する木釘(←証拠写真)が刺さったり、段差の縁石でタイヤサイドがこすれてパンクなど、バルブの先端が曲がっていて抜けた、など、要らぬ刺激?をもらっています。



【U:パンクの予防】
その1.走行前後のタイヤの点検
 次の日に乗ったらすでにパンクしていた、ということが結構あります。走る前と走った後は必ず、タイヤの状態を点検しましょう。方法はタイヤを両側から抑えて、タイヤの張り具合を見るだけで十分です。小さな傷による空気の抜けなどはこの2回のチェックのタイヤの張り具合で分かります。時間があればタイヤと路面の接触面を見て、指で触ってみるとよいと思います。何か付いていれば速やかに取り除いて下さい。

その2.走行中もタイヤの点検
 走行中もタイヤには気を遣わねばなりません。曲がったときに自転車が『ぐにゃ』と感じたら、すぐ降りてタイヤをチェックしてみましょう。完全につぶれたまま走ると、タイヤやチューブの寿命を縮めます。SIRRUSの場合はサスペンションシートポストの可能がありますが(笑)。またタイヤの回転に合わせて音が鳴っているときはタイヤに何か刺さっている可能性がありますので、これもすぐ降りてチェックしましょう。

その3.パンクしない道を選ぶ
 なかなか難しいことですが、要するに段差のあるところや金網のある排水溝、水たまり、道路脇、工事中の道路や滑りやすいところなどを避ける、またはゆっくり走ることです。

その4.タイヤの空気圧は適正に
 SIRRUS A!に標準で付いているタイヤは800〜850[kpa]の空気圧が指定されているのでこの範囲にいつもしておくことがベストです。おおよそ週一のペースでタイヤの空気を入れ直しています。低いと段差でタイヤが変形し、チューブがリムと挟まれてパンクする「スネークバイト」が発生しやすくなります。どちらかというと高めの方がパンクしにくいようです。


その5.タイヤとホイールは日頃綺麗にしておきましょう。
 これは単純に路上でパンク修理したときに手や服に油が付くので。


【V:パンクをしたら】
その1.その前に道具の準備
 路上でのパンクは基本的にタイヤを外してからのチューブ交換です。左上から携帯ポンプ、タイヤレバー3本、ゴム手袋、ビニール袋、下段へいってパンク修理キット、瞬間接着剤、予備チューブ、ウエットティッシュ、パッチキット。最低でもこれだけは持っているべきです(注:接着剤とパッチキットは本来パンク修理キット内に入っていますが、使い切ってしまって新たに買ってあります) 。また夜に走るならばライトが必要です。これは脱着できる自転車のライトでも代用できますが。

その2.道具の詳細
 タイヤレバーは3本必須。なぜならまれに折れるコトがあります。金属製タイヤレバーなら問題ないかも。
 携帯ポンプでは高圧まで入らないので、家に帰るまでは慎重な運転をしましょう。
 タイヤやホイール、チェーンに付いている油や汚れは洗ってもカンタンに汚れが落ちません。グローブをする人はゴム手袋は必須です。
 ビニール袋はパンクしたチューブや汚れたゴム手など汚れたものを入れるのに使います。ゴム手はチューブ交換するために使うので、ピッタリとフィットし、一回使い切りの方が手間が掛からなくてよいでしょう。
 パンク修理キットは路上でのパンクにおいては使いません(チューブ交換だから)。職場で時間があったりしたときに直したりする程度です。その時に貼るパッチは薄手のものをオススメします。SIRRUS用700c×28タイヤならママチャリ用の厚手でも使えなくはないです。
 予備のチューブは1本でもいいでしょう。自転車通勤を初めて7年間で一日に2回パンクしたことはありません(ただし次の日もパンクしたことはあるが…)。
 
その3.チューブ交換の時間を考える
 私の場合、すべての作業を15分でできるようにしています。万が一の余裕を持って20分。つまり出勤にはその分早く家を出ないとパンクするたびに遅刻することになります。作業手順は人それぞれなので、これを十分に覚えておきましょう。これは(→)パンク修理手順ですが参考にして下さい。フロントタイヤはすぐ外すことができます。

その4.一応注意点を
 SIRRUSのフロントタイヤ交換の場合、フォークの先端にテーパが付いているので車輪を外すときになかなか外れず、焦ったことがあります。他の自転車にもこういう親切設計?があるのかどうか分かりませんが、チェックしておきましょう。

 パンクしたチューブを外したら、必ずタイヤのキズを探しましょう。スネークバイトのようにリム打ちパンクの場合は何も刺さっていないので、刺さっているものがなくても心配することはありませんが、見落としがないようにしましょう。
 夜の場合、できるだけ明るいところまで歩いて行いましょう。オススメはコンビニ駐車場や自販機の前などです。それでも手元を照らせられるようにライトが必要です。

その5.ちょっと便利
 ちょっと便利なのが蛍光色のバルブキャップ。夜間や強風の際のパンク修理に無くすことがあったりします。チューブ交換してもこれはだけは再利用しています。
ここではひろが思いつくままに書いているコラムです。
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up_date 2006/03/18

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